聖ヨセフ

聖ヨセフ

ローヌ渓谷の北側、サン=ジョゼフのアペラシオンは、この地域の巨匠の一人である。右岸、45キロに及ぶ丘陵地帯に広がるこのAOCは、ロワールとアルデシュの26のコミューンをカバーしている。急斜面に面し、ブドウ畑は段々畑の形式をとっている。南と南東に面しており、古代より使われているこの栽培方法は片岩土壌で行われている。
サン・ジョセフのワインは主に赤ワインである。サン=ジョセフのワインは、シラーを使った素晴らしい例である。最近まで、赤ワインに使われるブドウ品種はシラーだけだった。しかし現在では、コート・デュ・ローヌのワインに使用される割合は、ルーサンヌとマルサンヌの方がはるかに少なくなっている。この2つの白ブドウ品種は、このアペラシオンのすべての白ワインにも使われている。その結果、かつては皇帝の食卓を飾った、複雑でエレガントなサン・ジョセフが生まれる。今日では、カシスやブラックベリーを思わせる果実のアロマに、スパイスや胡椒が加わっている。サン・ジョセフのボトルをお持ちの方は、市場価格でワインを売ることができるヴァン・グラン・クリュを訪れてみよう。

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